園長便り2025-09
2025.09.05
「ゆっくりはしろう北海道」
園長:中村貫太郎


今年も安全運転管理者講習を受講してきました。事故件数は昨年より減少しているものの、死者数は増加しているとのことでした。スピードの出し過ぎが死亡率の高さに直結しているということでした。事故の原因としては「前方不注視」が最も多く、特にスマートフォンを操作しながらの運転が増加傾向にあるそうです。しかも、スマートフォンを使用していない場合と比べると、使用していた場合の死亡率は3.7倍にもなるとのことでした。また、飲酒運転による死亡事故も増加傾向にあるとの報告がありました。
いずれにしても、交通事故には十分注意を払いたいものです。
さらに、昨年改正された道路交通法では、自転車における「酒気帯び運転」および「携帯電話の使用」に対する罰則が新設されました。来年5月からは、16歳以上の運転者による違反行為が青切符の対象となり、反則金の納付が義務づけられるようになります。
【取り締まりの対象となる自転車の違反行為の一例】

・携帯電話の使用等
・無灯火
・徐行せずに歩道走行
・信号無視
・指定場所での一時不停止
・二人乗り
・通行区分違反(逆走)
・遮断踏切への立ち入り
また、北海道でも観光客が利用している姿を見かけるようになってきましたが、ペダル付き電動バイク(モペットなど)についても、運転に関するルールが明確化されました。どのような場合でも、「原動機付自転車」(いわゆる原付バイク)と同様の運転ルールに従う必要があります。
なお、9月21日から30日までの10日間、今年も「秋の交通安全運動」が実施されます。日没が早まり、薄暮時の事故が増える季節でもあります。皆さまの安全が守られますよう、心よりお祈り申し上げます。
