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園長便り2025-18

2026.01.30

「白いキャンバス」
園長:中村貫太郎

先日の大雪では送迎バスを運休することになり、皆さまには大変ご迷惑をおかけいたしました。24時間の降雪量は、1月としては統計開始以来最も多い54センチだったそうです。また、1月に積雪が1メートルを超えるのは21年ぶりとのことでした。大雪に見舞われ、地下鉄以外の交通がほぼ麻痺するほどの状況となりました。幼稚園近隣でも、いたるところで車がスタックしていました。

一気に雪が降り積もり、まるで世界全体が白い布で覆われたかのようでした。白という色は、純粋さや汚れのないきれいなイメージを与えてくれます。園で歌っている子ども讃美歌にも、「ゆき、ゆき、しろいゆき、町も村もまっしろ。イエス様、わたしの心も清くしてくださいな」という歌詞があります。

また、白はいろいろな色に染まることができます。この世界を彩る色の基本に、赤・青・黄という三原色があります。ひとつひとつは鮮やかで美しい色ですが、すべてを一度に混ぜると黒くなってしまいます。何でもかんでも好きな色を、好きなだけ混ぜればよいというわけではないですね。

幼児期の子どもたちは、まさに白いキャンバスのような存在です。これからどんな色を重ね、どんな絵を描いていくのかは、周りの環境や関わる大人の言葉、まなざしによって大きく影響されます。優しい声かけ、温かな関係、安心できる時間は、子どもたちのキャンバスを美しい色で満たしていきます。

私たち大人は、子どもたちが自分らしい色をのびのびと重ねていけるよう、どのような環境を用意できるのかを日々考えていきたいものです。真っ白な雪景色の中で、改めて子どもたちの成長と関わりの大切さを感じました。

寒さと雪の厳しい日が続きますが、どうぞ安全に気をつけてお過ごしください。