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園長便り2025-12

2025.10.17

「思いがけない出会い」

園長:中村貫太郎

先日のお昼過ぎに、車で長沼町へ向かっていたところ、左前方から右へと飛んでいく鳥の群れが見えました。群れは近くの田園に降りようとしていたようで、飛んでいく方向に目をむけると、そこには思わず「うわっ!」と声を上げてしまうほど、たくさんの白鳥の姿が広がっていました。おそらく、300羽近くはいたのではないかと思います。思いがけない出会いに、深く感動しました。

白鳥はカモ科の水鳥で、渡り鳥の一種です。越冬のため、11月下旬ごろに子どもを連れて飛来し、3月ごろにはシベリアへと帰っていく冬鳥だそうです。1日の移動距離は、なんと2,000〜3,000キロにも及ぶのだとか。ナビゲーションも使わず、毎年正確に飛来するのですから、神さまが創られた自然の営みには、本当に驚かされます。

そんな白鳥の姿と重なるように、かつての卒園生が親となり、子どもを連れて幼稚園に戻ってきてくれることが、少しずつ増えてきました。小さかったあの子たちが、今では親として次の世代を育てている姿を見ることができ、とても嬉しく思います。

 

子どもを連れて飛来する白鳥たちのように、三育幼稚園も、「また戻ってきたい」と思ってもらえるような、温かい場所であり続けたいと、あらためて感じさせられる出来事でした。